この機体、独特のフェイスで好き嫌いが分かれる様です。自分は大好きです。随所に配置された記号が仏教的というか、統一された様式美とでも言いましょうか、仏像美術的と言いましょうか・・ 肩には金剛杵的な模様があり、腰の部分はまるで仏像台座の蓮の様で、ベイルはまるで火灯窓です。
阿修羅(テンプル)達の上位騎ですからね、仏像美術的な物も意識されているのかとか考えるのもまた永野デザインの面白さです。(よく知らないけど)
キットは重装甲ながらスレンダーな機体を少ないパーツで纏められております。 パーツ数が少なく曲面も多いので楽勝と思いきや、随所に施されたモールド(レリーフ)の塗り分けで苦労しました。
もう少し鳥足気味に両膝をキュっと近づけて直立姿勢にしたかったのですが、片足が内側過ぎて、もう一方の足が広げざるを得なくなり、捻くれた立ち方になってしまいました。
今回仮組時のポーズ付けをろくにしなかった為です。(毎度毎度同じ事を書いてる気がします。)
表面処理
またサンドブラスト大活躍ですが、キットの状態もよく、磨きやすい形状なのでここはさほど苦労もなく早く出来たのです。
サフ後の磨きと塗装中の中研ぎでアシレックスオレンジと言うペーパーを使いましたが、目詰まりも無く、柔らかい材質なので曲面になじみ、番手は1000ほどで、削りここちも良いのでお勧めです。
塗装
■本体の赤 イラー騎、パイドル騎より明るく、フェラーリレッドより暗く、落ち付いている赤をイメージし、ガイアのブライトレッドに茶と灰を混ぜ、明度、彩度を落とした物です。
アシュラの量産騎、今後作るアシュラ二機との色のバランスも考慮します。
■腹、関節、装甲裏 茶とゴールドのミックス。
■金剛杵、ベイルの士の字 ガイアのブライトゴールドのままで。スターブライト等、色味のある物は避けます。
■うねうね模様、うの字 ガイアのニートラルグレーにサンドイエローを混ぜてベージュっぽくし本多色の赤と金との相性が良い様にしました。
ここのマスキングがもっとも時間の掛かった所です。
赤はパールとか吹きたいとこですが、赤のパールはピンクっぽくなってしまうし、さらに金色が入ると女児のおもちゃっぽくなるので、極力落ち着く色合いで。
最後にスーパークリアVに半光沢クリアを少し入れて艶を落としてコートします。
レリーフ部は塗り分けラインにくっきりとスジボリを入れておくと良いです。
頭部等の二重のラインももっと掘っておくべきでした。
最後の画像は赤の比較です。写真では赤が出にくく、またモニター設定しだいで変わりますので参考になればと。
今回よりRAW撮りを行い、明るさのみ調整しております。
キットはフェイスマスクが二種あり2番の方をつけております。
一番をつけた物も一枚混ざっています。
剣の握り手と開き手の二種付属。メタル、デカール等は無し。
11/17 骨盤改修。 腰部、腿付根角度を修正し捻くれた立ち方をなおして、
直立姿勢を左右均等に改修。写真3枚を入れ替え(末尾にrが付く)
(C)EDIT
2013.1月画像に(C)表記追加
海外違法コピー品に画像を使わない為に大きめにしています。
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